※この記事はあくまで参考記事になります。必要な場合は必ず専門業者や施工担当に別途お問い合わせ下さい。

マンションでは防水機能が劣化した状態だと、屋上や壁などから水がマンション内部に浸透してしまう恐れがあります。

マンション内部に水が浸透する状態が続くと、外観からではわからない部分などの腐食につながるため、マンションの劣化が通常よりも早くなるなど安全面での危険性も高くなるでしょう。

そうならないためにも、マンションの防水工事を定期的におこない防水機能を維持することが大切です。

今回はマンションでおこなう防水工事の種類や業者の選び方などについて解説していくので参考にしてみてください。

マンションの防水工事が必要な理由

マンションの防水工事が必要な理由としては水分がマンション内部に浸透して、マンション全体の腐食や劣化などにつながるためです。

腐食や劣化が原因でマンション住民や通行人にケガをさせてしまうと、賠償金などが発生してしまうかもしれません。

マンション内部が腐食していたり、劣化が進んでいるとマンションの資産価値も落ちてしまうため防水工事でマンションを守ることが大切です。

自分たちでは気づかない間にマンションに大きなダメージを与えてしまえば、継続して住むことが困難になってしまう可能性もあります。

マンションの防水工事種類

マンションの防水工事にはさまざまな種類がありますが、屋上の形状や使用している建築資材などによって違うことは理解しておきましょう。

どの方法が適しているかは工事業者の判断に任せることになりますが、特徴や適している屋根の種類などは覚えておくことがおすすめです。

マンションの防水工事種類について紹介していきます。

マンションの防水工事種類1.シート防水

シート防水ではマンションの屋上に防水機能を持っているシートを計算して貼る方法ですが、防水のために塗料や火などを使用しないことから工事中や工事後でも匂いが発生しないのが特徴です。

防水シートは接着剤やビスなどを使用して屋上に固定しますが、防水シートを上から固定する形なため、屋上に多少のひび割れがあっても対応できます。

ゴム製や塩化ビニール製の防水シートが採用されることが多いといえるでしょう。

マンションの防水工事種類2.FRP防水

FRPと呼ばれるガラス繊維を配合したプラスチックを屋上などに塗布して、防水機能を高める方法です。

FRPは船舶などにも使用されていて水気に強く、液状のFRPを複数回塗り重ねることで防水機能を高めていきます。

塗ってから固まるまでの時間が短いことから、FRP防水は一日で終わることが多いです。

また、非常に軽いことから屋根の軽量化が求められる高層マンションや部屋数が多いマンションで使用されるのが主流といえるでしょう。

マンションの防水工事種類3.アスファルト防水

アスファルト防水ではアスファルトを塗布する防水と、シートにより貼る防水を組み合わせることで長く使用されてきた方法です。

防水工事の中でも耐久性に特に優れていることから、一度アスファルト防水を施せば長期間に渡って防水機能を維持してくれます。

将来的に防水工事の回数を減らしたいと考えている場合にはおすすめですが、屋上のアスファルトが暑さや日光によって溶けると独特な匂いが発生するので、匂いで近隣住民から苦情が来ないように注意が必要です。

マンションの防水工事で業者を選ぶポイント

マンションの防水工事ではどこの業者に依頼をするかも大事な要素であり、優良な業者を選ぶためにはいくつかのポイントがあります。

優良な業者を選ぶためには明確な見積もりを作成してくれるか・しっかりとしたコミュニケーションを取れるか・アフターサービスの内容が充実しているかです。

明確な見積もりが作成されない場合には後から追加料金が発生する可能性が高く、防水工事後に請求されて支払わざるを得ないかもしれません。

また、コミュニケーションを取らない業者は一方的な要望や条件などを提示してくるケースもあるため注意すると同時に、工事完了後に問題が発生した際のアフターサービスについても確認してください。

管理組合が防水工事業者を探して選びますが、複数の防水工事業者に相談して相場などについての比較も大切です。

まとめ

マンションの防水工事はマンション自体を守るために必要不可欠であり、防水工事にはさまざまな種類が存在しています。

防水工事ごとに特徴や工事方法が異なっていて、どの方法が採用されるかはマンションの屋上に使用されている建築資材や形状によって違うため、防水工事の方法については先に確認しておきましょう。

他にもマンションの防水工事で業者を選ぶのは管理組合が中心になりますが、複数の業者に相談をして比較をしながら最も信頼できる業者を選んでください。

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