大規模修繕工事中のセキュリティはどうする？工事中の防犯対策について

※この記事はあくまで参考記事になります。必要な場合は必ず専門業者や施工担当に別途お問い合わせ下さい。

マンションでは安全面やマンション資産価値を下げないためにも定期的に大規模修繕工事が必要ですが、工事中はマンション住民だけでなく工事業者も出入りすることからセキュリティ面や防犯対策が重要になります。

マンション住民で安全面を管理できれば一番良いですが、日中は仕事や買い物などに出かけるためずっと家にいるわけにはいきません。

今回は大規模修繕工事中のセキュリティや防犯対策について解説していくので参考にしてみてください。

大規模工事中は人の出入りが多くなるので注意が必要

大規模工事中は普段からマンションに住んでいる人たちだけでなく、工事業者も出入りするため普段見かけない人も出入りします。

そのため、平常時と比較すると見慣れない人に対する警戒心がどうしても薄くなってしまうので注意してください。

例えばマンション住人からすれば工事業者だと思っていて、工事業者からすればマンション住人と思っている人が不審者であるケースもあります。

大規模工事中は見慣れない人がいて工事作業をしていない場合には、もしかすると空き巣犯などかもしれません。

人の出入りが多くなることは避けられないため、普段以上に住民同士で不審者がいないかを警戒するなどして安全意識を高めるようにしましょう。

セキュリティ面で考えられるリスクとしては空き巣や不法侵入などが多くなりますが、これは第三者が入っても不自然ではない状態である大規模修繕工事中を狙っており、服装なども工事関係者に擬態できるような服装をしていることもあります。

そのため、マンション住人からすると工事関係者だと思っていたら実は不審者だった例もあることから、マンション住人・工事関係者・不審者の見極めが重要です。

しかし、見極めるのは難しい部分もあることから先に防犯対策をしっかりとして、不審者がマンション内に入れないような状態を作ればセキュリティの心配は大きく抑えられます。

セキュリティ面や防犯対策にはマンション住人が担当するものと工事業者が担当するものがあるため、それぞれでどのような防犯対策ができるかは理解しておきましょう。

ただし、一般的には工事業者がセキュリティ面や防犯対策についての担当が多いです。

大規模修繕工事中の防犯対策についても併せて解説するので参考にしてみてください。

マンション住人も使用する通常の入り口から工事関係者も出入りしていると、工事関係者か第三者かの判断ができないため工事関係者入り口を設置する方法があります。

また、工事関係者入り口もオートロックを採用して工事関係者のみに暗証番号を伝えれば、第三者が紛れて通常の入り口から侵入するのを防ぐことが可能です。

工事関係者入り口の設置やオートロックの設置は工事業者が担当することが多いので、セキュリティ面でも配慮している工事業者に依頼をしましょう。

マンションの入り口などに防犯カメラやライトを設置するだけでも防犯効果が高まり、空き巣などを狙っている第三者は自分の顔が覚えられるのを嫌がります。

また、工事関係者入り口などは夜間になってしまうと人の出入りが少なくなるため、防犯カメラやライトを設置して第三者に対して警告を出すことが大切です。

基本的に工事関係者入り口は人目が付きにくいマンション裏などに設置されるケースが多く、第三者は侵入経路として工事関係者入り口を選択しやすいといえるでしょう。

マンション住人は普段よりも戸締りなどを意識して生活をすることが大切ですが、例えば戸締りをしっかりとできていれば第三者がピッキングなどで鍵を開けるための時間も長くなります。

時間がかかれば他のマンション住人などが不審者として発見してくれる可能性も高くなり、結果的には空き巣などの被害にあう可能性が低くなるでしょう。

大規模修繕工事をおこなう際にはマンション管理組合が中心となって、マンション住人への呼びかけやチラシ・ポスターの設置をするなどの工夫が必要です。

大規模修繕工事中はどうしてもマンション内の人の出入りが多くなってしまうため、セキュリティ面や防犯対策でも普段以上に注意が必要です。

基本的にはセキュリティ面や防犯対策は工事業者が担当することから、大規模修繕工事中の安全性を高めたいなら防犯意識の高い工事業者を指名してください。

工事関係者の入り口に設置するオートロックなどは工事業者が担当になるため、依頼をする際にはセキュリティ面や防犯対策をどのようにおこなう予定かを聞いておきましょう。

マンション住民が安心して暮らせるようにセキュリティ面や防犯対策は重要です。

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